極私の歴史~転換期

時は経ち、勢力的に活動していた堀江さんは、2006年、証券取引法違反の容疑で逮捕される。

堀江さんのこれからの一連の流れも、ここでは割愛するが、堀江さん逮捕の後、サブプライムローンの破綻によるリーマンショックに端を発する世界金融危機(2008年)以降、世界に新たな混沌が始まる。

また、前後するが、2004年Facebook、2006年Twitter、日本では2006年mixiが設立されていて、このようなSNSが広く使われ始めるようになったのもリーマンショックの前後だった。
そして、このソーシャルメディアの発展が、極私を助長していく。

堀江さんが活躍した頃は「将来は社長になる!」という人も増えていたが、一転してこの時期から、何よりも生活の安定を求める人が多くなり、より堅実な公務員などの仕事を希望する人が増加した。

また、テレビ局も、その後待っているデジタル放送化で膨大な費用を必要とする為、比較的制作費が掛からず、安定した視聴率が取れるお笑い系バラエティ番組が多数を占めるようになる。
先の見えない毎日のストレスのはけ口として、きっと笑いは必要だっただろうし、そのチカラを発揮していたのかもしれない。

この「お笑い」のお仕事をされる人達は、ある意味で「空気を読む」達人たちであり、それらを観たり聞いたりする中で、自然に言わなくても分かる「空気を読める」スキルを他人に求めるようになっていった。

この「空気を読む」が極私を、よりタチの悪いものへと成長させていく。
この「空気」を忌み嫌う彼らは、曖昧な物事を見つけると、必要以上に攻撃してくるようになってくる。

2009年、不安定な情勢に対する苛立ちや、それまでの政治不信が民主党への政権交代を引き起こす。

鳩山由紀夫さん(※極私度数80%)が第93代内閣総理大臣に任命される。

それまでの自民党の政策を一変すべく、あらゆるアドバルーンを打ち上げるが、殆どは実現せず、一年持たない短命政権で終わり、むしろ世の中の混迷を深めてしまった感があった。
ただ、鳩山さんの発言、行動を見ていると、まさに極私の人だと感じてしまう。彼はそれがとてもナチュラルでエレガントだ。

リーマンショック以降、経済の均衡によって成り立っていた、資本主義のパワーバランスが、揺らぎ始めたこの時期に、上記のソーシャルメディアが世界を確実に変えていく。

2010年、チェニジアにおいてジャスミン革命が起きる。その流れからアラブ諸国で「アラブの春」と呼ばれる市民による政変、政治改革が起こされる。

以降の経過については、様々な物事が変化しており、現状でその善し悪しは計れないが、間違いなく現在も世界は躍動している。

極私の人達の中には、何故かこのような、大きな社会の矛盾をみんなで考えるとか、その為に行動するだとかに一切関心を持たない人が多い。というか、激しく嫌い、時に罵倒し、嘲り笑う人さえいる。
彼達を「極私」と名づけた所以はこんなとこにもある。

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